ヨセミテからさらに2時間ほど東へ進んだ場所にあるモノレイク。幻想的な写真が撮れることから、カメラマンに絶大な人気を誇るエリアだと聞き、ロングドライブで行ってきました。
ヨセミテで休憩しつつ。不思議な魅力がたくさんで、ついつい写真を撮ってしまうのも納得な場所でした。
モノレイクの概要
カリフォルニア州モノ郡にある、80万年前に誕生したという塩分濃度の高い湖です。
湖の水にはカルシウムが大量に溶け込み、湖底からは炭酸水が湧き出しているためトゥファ(石灰岩)と呼ばれる石塔群が作られています。北米で最も古い湖の一つとされており、以前はさらに面積が大きかったそう。
「モノ」とは現地のネイティブアメリカンの言葉で「ハエ」を意味しています。
訪問できるのは期間限定
Tioga Road(タイオガ・ロード)を通るのですが、夏季限定でオープンする道路。120号線を東へドライブし、「ハイシエラ」と呼ばれる高原地帯へ。ハーフドームの後頭部が見える「Olmsted Point(オルムステッド・ポイント)」を通過します。
道路オープン期間については、こちらのホームページをご参照ください。
到着までの道のり
ところどころに、湖があります。大自然は色々な表情をしていて、モノレイク到着までに写真撮影スポットも多数。
モノレイクってこんなとこ
ヨセミテ・バレーからまっすぐ行って約2時間ちょっと。休憩入れて+30分。高原地帯を抜け、急に視界が広がるモノレイクが眼下に見えてきたときは感動します。
ビジターセンターには展望台がありました。
(空の色と似ていて分かりづらいけど奥がモノレイク)
こう見ると大きなただの湖ですが、モノレイクといえば、石塔群が作る奇妙な景観。ビジターセンターからさらに車を走らせて、石塔群が多いとされるSouthポイントへ。日中よりも「ある時間帯」を狙ったほうがいいようです。
モノ=ハエ。波打ち際にはハエの大群がいます。ぎょえーーー。
狙うべき時間帯①:夕暮れ〜日没
明るい場所で見る石灰群は、白と(空の)青のコントラストが効いていてそれはそれで美しいのですが、写真好きな人は「シルエット」を楽しむようです。夕暮れになると、幻想的な絵が浮かんできます。
(和菓子の「ひよ子」みたい…)
また、とーーーっても感動したのが、日没にかけて観賞を楽しむ「ムーンライズ」です。サンライズと同様、月が水面から現れる様を眺めます。
暗くて周囲の写真が撮れませんでしたが、大きなカメラを構えている方々でびっしり。毛布や簡易イスを用意し、月が現れるのを皆で今か今かと待ちます。水面に一筋の光ができて、美しかったです。サンライズとはまた違った味わい。感動。
狙うべき時間帯②:日の出〜早朝
こちらのほうがメジャーなのかな。「モノレイクといえば朝焼けでしょ!」らしい。日の出前を狙わないといけないので、季節にもよりますが朝5時前には現場へ。ムーンライズよりもカメラマン多し!煌々と輝くお月様。真っ暗なので懐中電灯持参が必須です。
「まるでアンコールワットのような幻想的な風景」と言われるモノレイク。ベストポジションでは、すでにカメラがスタンバイしていました。
どうでしょう?アンコールワット。
たしかに似てる…!!!
漆黒の世界にわずかな光が見え始める時が一番美しかったです。
太陽の存在感が増すにつれ、空は白くなっていく。
その逆方向では、太陽の光を受けて、山々が燃えるように赤くなる。
神秘的なサンライズ。
夜が明けたら、こんな景色に。
自然が作り出しているから、同じものが2つとなく、形もそれぞれ奇妙。水中に溶けていたカルシウムと炭酸泉が入り混じって出来た「トゥファ(石灰岩)」が長い年月をかけて湖面が下がることで、こうやってニョキッと現れるそうです。
ちなみに塩分は海水の3倍の濃度らしいので、お魚も住めず、もちろん泳げません。アルテミアというエビの形した小さな甲殻類と、ハエの中でも「ミギワハエ」のみがここで住めるそうです…。
恐竜。
宿泊エリアはマンモスレイク
ちなみに宿泊場所は、モノレイクから車で395号線を45分ほど南下したところにあるリゾート地「Mommoth Lake(マンモスレイク)」にしました。スノーボードのエリアとして有名なので、リーズナブルなホテルがいっぱいあります。
まとめ
かなり時間がかかるし、ヨセミテ同様くねくね道も多いのでなかなか大変ですが、ここでしか見ることができない景観にたくさん出会えて楽しいです♪
特に、写真好きな人はおすすめ!
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