こんにちは。Micaです。
少しずつ慣れるものの、アメリカ生活におけるストレスの一つが「お風呂問題」。湯船をつくることはできるけど、正直ちょっと面倒…。
そこで気になるアメリカの温泉事情。
西海岸にもいくつか温泉地と呼ばれるエリアがある中で、サンフランシスコから比較的近いのがナパバレーの北部にある「Calistoga(カリストガ)」。訪問日はあいにくの雨でしたが、温泉なら関係ない!と行ってきました♪
カリストガの概要
サンフランシスコから車で北へ約2時間、ナパバレーの一画にある温泉保養地。入浴やマッサージがセットになった「マッドバス(泥風呂)」がレジャーの目玉です。
自然豊かなエリアに専用の入浴施設を備えたホテルがひっそりと点在しています。住宅地も多いこじんまりとした街で、山がとっても近い!
他エリアと合わせたワイナリー巡りにプラスするのがおすすめのすごし方。ナパの中心地からは車で約40分。ダウンタウンにはレストランやお土産屋もあります。
マッドバス(泥風呂)とは?
カリストガでは天然温泉に入浴できるだけでなく、その温泉と天然火山灰で作られた泥のお風呂、泥パックや泥マッサージまで楽しむことができます。お肌つるつるになるし、デトックスできるし、精神的にも癒される!
日帰りも宿泊も、どちらも受付可能です。
サンフランシスコから約2時間、サンノゼからだとそれにプラス40分なので 距離的には日帰りでも何とかなりますが、リラックスするにはやっぱり温泉。
今回宿泊したホテル
カリストガ内には温泉入浴、マッドバス、宿泊までセットになっているホテルがいくつか点在しており、基本的にはどこか一カ所に滞在して楽しみます。
今回は「Golden Haven Hot Springs 」。に宿泊。
いろいろと調べた結果、コスト的にもレビュー的にも一番安心感がありました。
行く前は、カリストガ=温泉「リゾート」地だとイメージしていたので、もっと観光地的な賑わいがあるのかと思っていましたが、ホテル自体の外観もいたって普通。むしろモーテルの雰囲気漂う。雨のせい?
まずはホテルにチェックイン!
部屋予約の時点で、マッドバスの予約時間も事前に決めるので、それに合わせて他の観光も含めた計画を立てるのがいいようです。
オフィスでチェックイン、マッドバスの受付を行い、↓写真右側には簡単な待合室。一つドアを隔てて、マッドバスコーナー(?)とつながっています。
マッサージなどのオプションはこのタイミングでも申し込みができました。空きによるかもしれません。
料金形態はこんな感じ。一部反射して見えませんが、詳細はこちらにて!
予約の時間まで部屋で待機
高いお部屋にすると、専用のバスタブが付いており温泉が楽しめるようです。写真はスタンダードなお部屋。シャワーのみです。
予約時間になったら再度受付へ
待合室のようなちょっとしたスペースがあり、名前を呼ばれるまで待ちます。多少アメリカ時間なのは覚悟で。
Tシャツやパック、トリートメントなどのスパ用品も売られていましたよ。
マッドバス(泥風呂)体験レポート
待合室のドアを開けると、そこには更に廊下があって、着替え部屋、マッドバス、ボディラップ室、マッサージ室などの個室に分かれています。
基本は案内の方がついてくれて、逐一指示をしてくれます。
「はい、ここで着替えて待っててね」
「着替えた?んじゃ荷物持って出てきてね」
「はい、ここでマッドバスね」
「15分したらいったん様子見に来るからね」
というような。
まずはお着替え。着替え部屋に専用の浴衣が用意されています。移動を繰り返すので、洋服や貴重品は↓このような形のラックに詰めます(部屋内は狭すぎて、写真が撮れませんでした…)。
そして、いよいよ…マッドバスご対面。
どーん。うぉ、これは…!!!日本のひなびた名湯の装い……。
泥です。紛れもなく。
余談ですが。
わたしの故郷・九州でも鹿児島県に泥風呂で有名な温泉施設がありまして、そこでは、広めの露天風呂の脇に泥が用意してあり、顔だけ塗って温泉に入ったり体を温めた後、ベンチ的なところで体全身に泥を塗ったりします(※参考までにこちらです→鹿児島県霧島温泉郷・さくらさくら温泉)。
そんな生易しいものではなく、正真正銘の泥風呂。
「縦に入ると埋もれるから、斜めに入ってね」と案内のお兄さんから指示があり、お兄さんはいったん退出。泥の中へ入ります。ここで浴衣は脱いで、素っ裸に。
これが意外と弾力があるー!体を斜めにして入ると、すこーしずつ入っていくので一生懸命、足をバタバタさせながら泥の中に体を埋もらせます(※早くしないと、お兄さんが入ってきて裸をばっちり見られてしまう恐れあり)。
泥自体は、じんわりあったかい…ぐらいの温度ですが、一部、足がくるあたりなど激アツ部分があるので、かなり注意が必要です。 そーっと体を移動します。
しばらくして、お兄さん再登場。泥に体全体がすっぽり入っているのを確認したら、顔に泥パックを塗ってくれます(※断ることもできます)。
「15分でいい?」と聞かれて、「短いな」と思っていたけど、体はどんどん温まるし、意外と充分な感じ。せっかくなので「あと5分だけ」と延長して、計20分。
壁には壮大なメッセージ。
終わったら、泥を流して、温泉入浴です。
ここがシャワーコーナー。泥が髪に絡まると流すのがえらく大変なので、女性はシャワーキャップ使用をおすすめいたします。
カーテンで区切られていて、ここで流していると、外からお兄さんが「もう流せたかい?」的な声をかけてくれます。お風呂をためるタイミングを
見計らっているようです。
ここが入浴コーナー。マッドバス、シャワー、浴槽は同じ部屋にあって、荷物置き場なんかもあります。
温度調節できます。泥で体が温まっていることもあり、ライム入りのお水おいしかった。
20分ぐらい入浴した後、再び浴衣を着用。ボディラップ室(?)へ案内されます。
バスタオルでぐるぐる巻きにされ、毛布のようなものをかけられて15分ほど…。温泉で癒されてるし、照明で暗いし、一瞬で寝れる。
このあと、オプションでフェイスマッサージやボディマッサージを付けている場合はマッサージ室へ移動。
わたしの訪問時は30分のボディマッサージを付けました。担当のおばさまが忙しいのかなかなか現れてくれず、廊下で待ってたのがちょっと寒かった…。写真は撮れませんでしたが↑ボディラップ室の2倍ぐらいの広さだったと思います。
全体的な感想
ひなびた様子のマッドバスを見た時はちょっとびっくりしてしまいましたが、実際に入浴するとじわーっと気持ち良く、その後の入浴、ボディラップ、マッサージで心身ともに癒されました。お肌もスッキリします。日本の名湯とはまったく趣向が違いますが、体験としては面白かったです。
料金の相場
マッドバス20分、入浴20分、ボディラップ20分、ボディマッサージ30分+一泊で二人で350ドルぐらいでした。時間は、着替えや移動込みで2時間ぐらいでした。各オプションや部屋のグレードで異なります(もちろんホテルのランクもあります)。
勝手にQ&A
マッドバスって衛生的にどうなの?
→これは残念ながら、毎回泥が変えられているわけではないようなので、基本的には同じ泥の使用を繰り返しています。気になる方は気になるかと…。入ったあと、特に調子が悪くなったとかはなかったです、もちろん。
スタッフにすっ裸は見られる?
→案内の方は指示をして一旦退出、タイミングを見計らって戻って来るので浴衣を着ているか、泥に浸かっているか、タオルで巻かれているか、という状態。見られることはありませんでした(当たり前?)。
お化粧はどうしたらいい?
→わたしは顔パックもやりたかったので、部屋で待機している時に落としました。お化粧をしたままでも大丈夫だと思いますが、最中に落とす暇はないかもです。
何か事前に準備するものは?
→浴衣も、タオルも、シャワーキャップも用意されていたので問題なしでした。移動中に顔が乾くので、ミスト式の化粧水がマストだと思いました。
カメラは持ち込んでもOK?
→特に何も言われませんでした。待合室や廊下では他のお客様もいるので撮影は控えました。ただし、マッドバスコーナーは湯気も立つので要注意です。
まとめ
実際に体験した感想は、良かったーと言う人と、もういいやーと言う人と分かれてしまうみたいですが、わたしは、もう一回ぐらい行きたいと思いました。
次はお部屋にも温泉付いているタイプがいいなー♪
ナパの基本情報やおすすめワイナリーについてはこちらの記事も参考にどうぞ。
アクセス情報
Calistoga(公式ホームページ)
Golden Haven Hot Springs(ゴールデンヘブン・ホットスプリングス)/(707)942-8800
1713 Lake St Calistoga CA 94515
Golden Haven Hot Springs(公式ホームページ)
お知らせ
【Twitter】 @mica_clip
【Instagram】@mica_clip