渡米時、英語力なんてナイに等しく、特に英会話は「歯が立たない」状態でした。
出発の半年前から英会話を習っていたけど、ネイティブのスピードにまったくついていけなくって、かろうじて単語は聞こえてくるものの会話が成立しない。研修生として働きながらアダルトスクール(地域のコミュニティ)に通ったり語学学校に2ヶ月だけ行ってみたり 、、、参考書を買い漁ったり、、、色々努力はしてきたつもりだたけど、アメリカ生活3年以上経った時点で、英語力アップの手応えを1ミリも感じることができませんでした。
何より一向に伸びなかったリスニング。
相手の言っていることが分からない→聞き取りに集中し理解するので精一杯→リアクションする余裕がない→会話が成立しない
というように、聞き取りができないから、もちろん会話力も身に付かなくて。あれこれリスニングの教材を試した暗黒時代。しつこいけど3年以上。
そんな中、ようやく今年の初めにリスニング力の飛躍的アップの突破口を開いてくれた運命の参考書に出会いました!
自らの発音に注目せよ
「発音ができない音は聞き取れない」…という私にとっての盲点をズバッと突いてくれたこの教材。英語の「母音」「子音」の発音を勉強する参考書です。
それまで、発音の練習って会話力がある人がさらにネイティブに近づくためのものだと思っていました。だから一番最後にたどり着く学習かと、後回し。
でも、例えば日本語で「あ」と表現する(しかない)音は英語ではいくつもあって、その音自体、日本語にはないもの。だから脳の中にない=聞こえないのが当たり前。まずはその違いを理解し、新たな音を脳内に刷り込んでいくことが何より大切で、発音は、文法と合わせて英語学習の初期でやるべきものだと、今更知りました。
特に母音は、日本語だと「あいうえお」の5つしかないのに、英語では22個もあります。この本は、英語の「子音」23個と、「母音」19個を学ぶ内容となっています(アメリカ英語で使われない母音3つは排除されているそうです)。
とにかく反復、反復!
テキストで口の形を学び、さらにCDで音を学ぶというセット。CDは全部聞き流しても30分ほどなので、通勤の往復時間でひたすら練習しました。100日ぐらいは毎日毎日飽きもせずやりました。
…すると、 ある日ネイティブの会話がするっと聞き取れる瞬間が訪れました!
何をやっても手ごたえが感じられなかったのに、こんな感動は初めて!少し発音が良くなったので、人前で喋ることに抵抗感が薄れるという効果もあり、また、他のリスニング教材をこなすスピードも質も上がったと思います。
これまで曲がりなりにも様々な方法(教材、DVD学習、ニュース視聴など)でやってきた耳からのインプットが、発音という接着剤でピターッと生の英語につながった感覚。
もちろん、完全に聞き取れるようになるにはまだまだ長い道のりですが、ようやく入り口に立てたような感じです。CD練習は今でも定期的に続けています。リスニングが伸びないーと悩んでいる方やこれから英語を本格的にやろうという方におすすめの一冊です♪シリーズで出ています。
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