ホテル&公共交通機関

サンフランシスコ名物・ケーブルカー!チケット購入方法や乗り方など知りたいこと総まとめ


こんにちは。Micaです。

サンフランシスコならではの代表的な乗り物といえば、やっぱりケーブルカー!目的地への移動手段に使ってもよし、賑やかなショッピング街や美しい住宅街を眺めるのに使ってもよし。

こちらの記事でも、サンフランシスコ観光でやりたいことの一つとして挙げています。

今記事では、どの路線に乗ればいい?チケットの購入方法は?など、ケーブルカーに乗るときに知りたいことをまとめました。

サンフランシスコ・ケーブルカーの概要

初登場は1873年と140年もの歴史を誇るサンフランシスコのシンボル的乗り物です。同時代から変わらないスタイルで現在も地元人や観光客に愛され続けています。

ケーブルカーが運行開始する前は、サンフランシスコの移動手段といえば馬車で、霧が濃い冬におきた馬たちの転落事故によりケーブルカー計画が発足したのだそう。

坂道が多いサンフランシスコの地理を活用するべく、アイデアの元はスキーリフトだと言われています。カーブが多い道はゆっくり、坂道はゴォーッという音を立てて一気に駆け上がるので、まるでジェットコースターのよう!

ピンクやオレンジ、エメラルドグリーンなどカラフルかつクラッシックな住宅街を抜けて、高台から眺めるサンフランシスコ湾の光景はまさに「息を飲む」という表現がぴったりなほど感動的です。

ケーブルカーが走る3つの路線

サンフランシスコのケーブルカーは3つのルートがあります。その中でも観光客に人気なのが②③のフィシャーマンズワーフを往復するルートです。

〜ケーブルカー3つの路線〜
①California(カリフォルニア)線
②Powell-Mason(パウエル・メイソン)線
③Powell-Hyde(パウエル・ハイド)線

ケーブルカーの料金はいくら?

料金は片道7ドル、往復14ドル。もし、ケーブルカー以外のMuniバスやMuniメトロも利用する場合はパスポート購入がおすすめ!

1日用(20ドル)、3日用(31ドル)、7日用(40ドル)と料金設定されており、連続した日程での使用が原則となります。

チケット購入&乗車方法

チケットは発券所で購入するか、車掌さんに現金を渡すかが主な選択肢になります。その他Clipper(クリッパー)という日本でいうSuicaのようなものにチャージする方法もありますが、ここでは省きます。

発券所でチケットを購入する

ケーブルカーの発着地には発券所が設けられているので、乗車前に並んで購入するか、もしくは歩いて3分サンフランシスコのSan Francisco Visitor Information Center(観光案内所)でも購入が可能です。

 

主要発着地となるのは、ダウンタウンにあるPowell(パウエル駅)の乗り場。市営地下鉄のBART(バート)から改札口を抜けて地上に出てきた所にあります。

 

車掌さんに現金を渡してもOK

片道だけの乗車であれば、車掌さんに現金で渡すこともできます。このとき特にチケットと引き換えということもないので、ただ支払うのみです。お釣りがでないように準備しておくことをお忘れなく♪

ケーブルカー乗り場に並ぶ

パウエル乗り場は、シーズン問わず週末はめちゃくちゃ混みます。1〜2時間待つなんてザラ。早朝6時から運行しているので午前中早めの時間帯であれば比較的空いています。

順番がきたら車掌さんの誘導によって乗り込みますが、外側のベンチ→内側のベンチ→ステップの順番に埋まっていきます。できれば走行中街並みを存分に堪能できる外側がおすすめです(そのためにわざわざ後方の人に順番を譲って一本遅らす人もいるほど)。

P1000788+2206160

フィッシャーマンズワーフへ行くには?

サンフランシスコ観光における定番ルートといえば、パウエル駅からケーブルカーを利用してフィッシャーマンズワーフへ向かうコース。パウエル・ハイド線、パウエル・メイソン線を利用すれば、どちらも終着点はフィッシャーマンズワーフ周辺です。

それぞれ終着点の場所が異なるので、どちらか希望がある場合はケーブルカーに書かれてある行き先を見て乗ってください。所要時間はどちらも20〜25分。復路も同じ場所から乗ることになります。

パウエル・メイソン線の場合

メイン通りとなるジェファーソン・ストリートから3ブロックほど入ったTaylor St(テイラーストリート) & Bay St(ベイ・ストリート)に到着します。ピア39まで徒歩10分程度なので、ピア側から散策スタートする場合は、こちらの路線が便利です。

 

パウエル・ハイド線の場合

フィッシャーマンズワーフの西の端にあるBeach St(ビーチ・ストリート) & Hyde St(ハイド・ストリート)に到着します。ギラデリスクエアの近くで、すぐ目の前には芝生公園が広がっています。

 

ロンバードストリートへ行くには?

サンフランシスコの観光名所の一つ「Lombard Street(ロンバードストリート)」。世界一曲がりくねった坂道と言われる8つのカーブからなる一般車道です。

パウエル・ハイド線に乗車すれば、ロンバードストリートを通ります。ここでは下車観光する人が多いので特に申告せずとも車掌さんが停めてくれることがほとんどです。パッと写真を撮る程度であれば、待ってくれていることも。

ロンバードストリートからフィッシャーマンズワーフまで歩いて15分なので、そのままケーブルカーに戻らずに徒歩移動することも可能です。

穴場はカリフォルニア線

パウエル駅→フィッシャーマンズワーフというコースで利用する人が多いからか、もう一つの路線であるカリフォルニア線は他の路線に比べると比較的少ないので、ケーブルカーに乗ってみたい!というだけであればカリフォルニア線もおすすめです。

その名の通り市内にあるCalifornia St(カリフォルニア・ストリート)をアップダウンを繰り返しながら東西にまっすぐ走ります。

カリフォルニア線はMarket St(マーケット・ストリート)とCalifornia St(カリフォルニア・ストリート)の交差点からVan Ness Ave(ヴァンネス・アベニュー)とCalifornia St(カリフォルニア・ストリート)の交差点を結んでいます。

 

ルートに含まれているノブヒル地区はいわゆる高級住宅街で、昔ながらのクラッシックな建物が並びサンフランシスコらしい景観を眺めることができます。

厳かな佇まいでステンドグラスが美しいGrace Cathedral(グレース大聖堂)は必見!

途中乗車、途中下車はあり?

ケーブルカーには途中停留所もあり、手を挙げて乗車することもできます。ただし、特にパウエル・メイソン線とパウエル・ハイド線は始発(パウエル駅)から混んでいるので停留所で待っていてもそのままスルーされることが日常茶飯事。

余裕があれば2〜3名乗せてもらえますが、体むき出しのステップ乗車になるので荷物の管理に気をつけるべし!です。下車は事前申告になります。

実際の乗車風景をレポート!

パウエル・メイソン線に乗車した時のレポートです。

都会ビルの間を走るケーブルカー。日本の路面電車とも似ているものの、どこか昔っぽい。

DSCN3291+
DSCN3297+

結構なスピード&急ブレーキゆえ、立って乗るとなかなかのスリル!もちろん命綱ナシ。

DSC00854 2

道幅せまいのです。

急勾配な坂をぐんぐんのぼっていきます。ジェットコースターの始まりに似てわくわくする瞬間。

DSC_3927(変換後)+

ピンク、イエロー、グリーン、とサンフランシスコならではの街並みが続きます。

DSC00866 2

結構スピードが出ているのでカーブには注意。

ずいぶん高いところまでのぼっていって…。

2207484

街に目を奪われていると、いつのまにか遠くには海が!ゴールが近いサインです。

DSC_3937(変換後)+

海側から見るサンフランシスコ。坂のななめっぷり!車も普通に走ってるから驚き!

DSC_3941(変換後)+

フィッシャーマンズに到着!パウエル・メイソン線なのでピア39側から散策スタート。

カニの看板まで歩いて10分ぐらいでした。

まとめ

ロンバードストリート観光含め、景観がもっとも優れているのはパウエル・ハイド線で、もっとも人気の路線でもあります。サンフランシスコ旅行なら一度は乗っておきたいケーブルカー。

ぜひフィッシャーマンズワーフ観光と合わせて楽しんでください♪

お知らせ

【Twitter】 @mica_clip
【Instagram】@mica_clip

にほんブログ村 海外生活ブログ サンフランシスコ・ベイエリア情報へ
にほんブログ村

-->
-->

関連記事

  1. サンフランシスコ国際空港から市内への移動は何が便利?地下鉄「バー…
  2. サンフランシスコとシリコンバレーの移動には「カルトレイン」!乗り…
  3. サンフランシスコのおすすめホテル!利便性・治安で決める滞在エリア…

管理人


 

「SF CLIP」は、現地在住のフリー編集者兼ライターが運営するサンフランシスコ周辺の情報ブログです。

 

カリフォルニア州サンフランシスコ郊外に8年半→イリノイ州シカゴに2年半→2025年春よりミシガン州デトロイト郊外に在住予定です。

 

旅行メディアへの寄稿、リサーチ、翻訳など、お仕事承っております。お問い合わせページまたはsf.clip123☆gmail.com(☆はアットマーク)までお気軽にご連絡ください。

おすすめ記事

カテゴリー




PAGE TOP