サンフランシスコの観光名所で外してはならない場所のフィッシャーマンズ・ワーフ!海沿いに位置するストリートで、グルメもショッピングもアクティビティも盛りだくさんの定番スポット。
初めて観光する方のために、これまで何度となく訪れた管理者が行き方から観光、グルメまでまとめました。
(※記事内で紹介しているサービスの料金は変更れている可能性があります。あらかじめご了承ください)
Fisherman’s Warf(フィッシャーマンズワーフ)の概要
海沿いに位置するストリートにレストランや雑貨ショップが並ぶ、サンフランシスコ最大の観光名所です。その昔、イタリア人漁師の船着場として栄えたエリアで、船の操縦ハンドルを模したカニの看板がアイコンかつ記念撮影スポットとなっています。
主要となる建物には、埠頭を意味する「Pier(ピア)」という屋号がついていて、中心地はPier39、アルカトラズ島行きのフェリー発着所はPier33。
クラムチャウダーを名物としたおいしいシーフードレストランが多く、周囲にはのんびりできる芝生公園があったりと丸一日かけてたっぷり楽しめます。平日・週末問わず観光客でいっぱい!いつも活気があって賑やかなエリアです。
フィッシャーマンズワーフの行き方
車(レンタカー)で行く場合のおすすめパーキングと、公共交通機関で行く場合の定番コースをご紹介します。
車(レンタカー)の場合
フィッシャーマンズワーフの中にはいくつか駐車場があります。1時間3〜10ドルからスタートして、ある一定の時間まで達すると一日料金となります。観光地ゆえ、どこのパーキングもそれ相応の料金なので散策時間にもよりますが最低30ドルは見積もりたいところ。
いずれにせよ、週末はどこもだいぶ混むので午前中の到着がおすすめです。以下、これまで駐車したことがあって問題なく過ごせたパーキングをピックアップしました。
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@Fisherman’s Wharf Parking(フィッシャーマンズワーフ・パーキング)
498 Beach St San Francisco CA 94133
散策のメインとなるJefferson St(ジェファーソン・ストリート)から一つ入ったBeach St(ビーチ・ストリート)沿いにある大型パーキングです。
@Pier 39 Parking Garage(ピア39・パーキングガレッジ)
Beach St & The Embarcadero San Francisco CA 94133
フィッシャーマンズワーフの中でも最大の見どころとなるピア39の目の前にある大型パーキングです。歩道橋を渡ってピア39まで渡ることができます。
@Propark(プロパーク)
655 Beach St San Francisco CA 94109
ギラデリスクエアにある小さなパーキングです。全米各地にチェーン展開していてサンフランシスコ市内にもいくつかパーキングがあります。
@Sheraton Fisherman’s Wharf Hotel(シェラトン・フィッシャーマンズワーフ・ホテル)
2500 Mason St San Francisco CA 94133
シェラトンホテルの地下にあるパーキングで、宿泊者以外も利用できます。1時間10ドルと高いほうですがホテルのロビーで休憩も可能です。
公共交通機関:ケーブルカーの場合
ダウンタウンから行く場合はケーブルカー利用が楽しいし、便利です(ただし、週末はめちゃくちゃ混むので注意…!)。ダウンタウンの最寄駅となるPowell(パウエル)駅が始発地点となります。
サンフランシスコのケーブルカーは3つのルートがありますが、②③に乗車すればどちらもフィシャーマンズワーフに到着します。いずれもパウエル駅より運行しています。
〜ケーブルカー3つのルート〜
①California(カリフォルニア)線
②Powell-Mason(パウエル・メイソン)線
③Powell-Hyde(パウエル・ハイド)線
料金は片道7ドル、往復14ドル。もし、ケーブルカー以外のMuniバスやMuniメトロも利用する場合はパスポート購入がおすすめ!
1日用(20ドル)、3日用(31ドル)、7日用(40ドル)と料金設定されており、連続した日程での使用が原則となります。
情報が重複している部分もありますが、ケーブルカーについての詳細はこちらの記事をどうぞ。
②Powell-Mason(パウエル・メイソン)線に乗車した場合
メイン通りとなるジェファーソン・ストリートから3ブロックほど入ったTaylor St(テイラーストリート) & Bay St(ベイ・ストリート)に到着します。ピア39まで徒歩10分程度なので、ピア側から散策スタートする場合は、こちらの路線が便利です。
②Powell-Hyde(パウエル・ハイド)線に乗車した場合
フィッシャーマンズワーフの西の端にあるBeach St(ビーチ・ストリート) & Hyde St(ハイド・ストリート)に到着します。ギラデリスクエアの近くで、すぐ目の前には芝生公園が広がっています。
公共交通機関:Muniメトロ(路面電車)の場合
サンフランシスコ湾に沿い、フェリービルディングの前を通りながらぐるっと東側から回る路面電車も人気です。パウエル駅の近く、Market St(マーケット・ストリート) & 5th St(フィフス・ストリート)にある駅から「Fライン」に乗車します。
「Stockton & Beach(ストックトン&ビーチ)」という停留所で下車すれば、目の前がピア39です。Muniメトロはビジュアルが可愛いのもポイント♪
料金は片道2.75ドルなので、ケーブルカーよりも安いです。
フィッシャーマンズワーフの見どころ
10ブロック以上にまたがるフィッシャーマンズワーフ。どこを中心に観光すればいいのか?ここはおさえておきたい!という見どころを簡潔にまとめておきます。
Jefferson Street(ジェファーソン・ストリート)
フィッシャーマンズワーフのメイン通りとなるジェファーソン・ストリートには、シーフードレストラン、雑貨ショップ、ツアー販売所などが目白押し!記念撮影スポットとなるカニの看板もこの通り沿いです。
ギラデリスクエア側から散策をスタートした場合、Pierの屋号は数がどんどん減っていくこととなり、ピア39を過ぎてずーっと歩き続けると最終的にフェリービルディング=ピア1にたどり着きます(徒歩で約1時間ほど)。散策はもちろん逆側からもオーケー。
西の端となるギラデリスクエア前には芝生が広がっているので、行き交うフェリーやクルーズを眺めながらのんびりするのもおすすめです。
Pier39(ピア39)
レストランやお土産ショップが100件以上、水族館、展望所、メリーゴーランドと魅惑コンテンツがたっぷりのピア39は、まるで遊園地のような波止場です。
突き当たりの海に面した展望スペースからはアルカトラズ島が見えます。
ピア39のアイドル・アシカの大群は必見!ぎゅうぎゅう詰めになりながらも、海で泳いだり日向ぼっこしたりしてくつろぐアシカの姿は癒し効果バツグンです(季節によってはいない時もあります)。
また、ゴールデンゲートブリッジやケーブルカー、アメフト49ers、I♡SFなど、さまざまなタイプのお土産が揃います。ギラデリのチョコレートショップもあります。
BOUDIN MUSEUM(ボウディン・ミュージアム)
グルメパートでもご紹介する、クラムチャウダー発祥の店と言われるBOUDIN(ボウディン)。郊外にも店舗はありますが、ここフィッシャーマンズ・ワーフの店舗では博物館やギフトショップが併設されています。
博物館では、160年以上愛され続けるBOUDINの歴史や伝統、クラムチャウダーの秘密が展示品を通して理解できるようになっています。
ガラス越しに見ることができるパンの製造工程では、ワニやカメの形をしたパンが置かれていることもあり、散策の人気スポットになっています。
Ghirardelli Square(ギラデリ・スクエア)
サンフランシスコのお土産として定番のご当地チョコレート、ギラデリのショップ兼カフェを中心とした2階建ての小さなモールです。
ショップ兼カフェは3店舗。ラインナップは同じでどこも混みますが、1階にある店舗はテイクアウトができるので行列の進みも早く比較的気軽に利用できます。
他にはバーレストランやセレクトショップも。近年、ショップのラインナップが変化して充実度が増しており、サンフランシスコのお土産はすべてここで揃えられるほど!
雑貨ショップ、オリーブオイルショップ、コスメショップなど、見応えたっぷりです♪
San Francisco Maritime National Historical Park(サンフランシスコ海洋国立歴史公園)
ギラデリスクエアの向かいから3ブロックほどにまたがる海洋公園です。
Hyde St(ハイド・ストリート)沿いにある、その名もHyde Street Pier(ハイドストリート埠頭)には、1800年代後半に実際に活躍した大型貨物船や大型客船が停泊(乗船する場合は10ドル)。
さらに東隣にあたるピア45には、第二次世界大戦に使用された長距離潜水艦が鎮座していて、内部を見学することができます。
サンフランシスコ周辺にまつわる展示品を有する海洋博物館、研究された海洋史に基づく資料を閲覧できる海洋研究センターほか、ビジターセンターも併設しています。
フィッシャーマンズワーフのおすすめグルメ
名物グルメのクラムチャウダーをはじめとしたフィッシャーマンズワーフで食べたいおすすめグルメをご紹介します。
BOUDIN Bakery & Cafe(ボウディン・ベーカリー&カフェ)
(※こちらの写真は公式Facebookよりお借りしました)
サンフランシスコのクラムチャウダーと言えばまずはここ、というほどの有名店。クラムチャウダーはブレッドボウルと呼ばれる器型にくりぬいたパンに入れられサーブされます(普通の器と選択可)。
ややこってりしたチャウダーには小さめに切られた具材がたっぷり。クラムチャウダーの発祥の店とも言われており、フィッシャーマンズワーフのど真ん中に店舗があるので、いつも観光客で賑わっています。
訪問記事はこちら(郊外店の内容です)。
【アクセス情報】
BOUDIN Bakery & Cafe/(415)928-1849
160 Jefferson St Lower Level San Francisco CA 94133
Boudin Bakery & Cafe(公式HP)
Scoma’s Restaurant(スコマズ・レストラン)
こちらもメディアで多数取り上げられているお店。スコマ兄弟が漁師をお客さんとして始めたシーフードレストランです。海沿いのPier47に位置しているため、窓の外にはヨットやクルーズが並んだ港の光景が広がっています。
新鮮魚介類がたっぷり入ったボンゴレがいちおしメニュー。ガーリックを効かせたシンプルな味ながらも深みがあります。
また、クラムチャウダーも人気で3種類のアサリを使用しているというこだわりの一品です。
訪問記事はこちら。
【アクセス情報】
Scoma’s/(415)771-4383
1965 Al Scoma Way San Francisco CA 94133
Scoma’s(公式HP)
Crab House(クラブ・ハウス)
もしお昼に行くなら、フィッシャーマンズワーフのピア39にあるこちらがおすすめ!ダンジネスクラブをメインとしたメニューを中心に、シーフード料理がいただけます。
ムール貝、アサリとともに鉄板でジュージュー焼かれたカニは足部分のみオーダーできるので、食べやすい!船をモチーフとした外観&内装は海辺の雰囲気を演出してくれます。
訪問記事はこちら。
【アクセス情報】
Crab House/(414)434-2722
203 C Pier39 San Francisco CA 94133
Crab House(公式HP)
IN-N-OUT Burger(インアンドアウト・バーガー)
フィッシャーマンズワーフ限定というわけじゃないですが、西海岸で展開されているインアンドバーガーも人気グルメの一つです。
食材は冷凍ではなく冷蔵で保存され、オーダーされてから焼き始める新鮮スタイル。種類はハンバーガー、チーズバーガー、ダブルチーズバーガーの3種類のみで、そのシンプルさも人気の秘訣。レストランに負けず劣らず、いつも長蛇の列ができています。
Ghirardelli Cafe(ギラデリ・カフェ)
見どころのパートでもご紹介しましたが、ギラデリスクエアのショップにはカフェが併設されており、ここではさまざまな種類のパフェがいただけます(正式名称は特にないので勝手にギラデリ・カフェと名付けました)。
もちろんギラデリチョコレートを使用していて、たっぷり生クリームにアイスとボリュームもカロリーも満点!
2人で1つをシェアするぐらいがちょうどいいかもしれません。フードコートのようなイートイン席になっていて、散策の休憩にぴったりのスポットです。
その他
上記はほんの一部ですが、他にもおいしいグルメはたくさんあります。
特に、カニの看板がある場所は広場になっており、「Franciscan Crab Restaurant(フランシスカン・クラブレストラン)」「ALIOTO’S(アリオトス)」といった海を眺めながら食事ができるシーフードレストランがずらり。
さくっと済ませたい場合は、一部のレストランはテイクアウト屋台も営業しているので気軽にオーダーすることができます。
アクティビティに申し込もう!
フィッシャーマンズワーフには、ツアー会社の店舗や呼び込みがたくさんあるので思い立ったらその場で参加することも可能です。以下のような種類のアクティビティが楽しめます。
観光バス
サンフランシスコの見どころをぐるっと一気に制覇するなら便利なのがこれ!二階は屋根がないので青空のもと颯爽と街中を駆け抜けることができます。開放的ですが、くれぐれも日焼けと雨天には注意。
【催行会社】
City Tour San Francisco(シティツアー・サンフランシスコ)
問合せ:(855)854-8687
申し込み場所:99 Jefferson Street San Francisco CA 94109
公式ホームページ
フェリー・クルーズ
フェリーやクルーズは規模や走行コースなど種類は多岐に渡ります。メジャーなのは、ゴールデンゲートブリッジやアルカトラズ島に接近するタイプ。ジェットスキーなどアトラクション風のものもあります。
【催行会社】
BLUE & GOLD FLEET(ブルー&ゴールド・フィート)
問合せ:(415)705-8200
申し込み場所:Pier 39 Beach St & The Embarcadero San Francisco CA 94133
公式ホームページ
レンタサイクル
フィッシャーマンズワーフでレンタサイクルをして、ゴールデンゲートブリッジやフェリービルディングに足を伸ばすのもおすすめです。体力に自信がある方は、橋を渡ってサウサリートへ!
【催行会社】
Bike Rental San Francisco(バイクレンタル・サンフランシスコ)
問合せ:(415) 922-4537
申し込み場所:425 Jefferson Street San Francisco CA 94109
公式ホームページ
セグウェイ
フィッシャーマンズワーフは10ブロック以上にまたがっているので、単純に往復したとしても往復1時間ほど。セグウェイを利用することで、効率よく観光することができます。
【催行会社】
City Segway Tours(シティ・セグウェイ・ツアーズ)
問合せ:(415)409-0672
申し込み場所:333 Jefferson St #123 San Francisco CA 94133
公式ホームページ
トレーダージョーズもあり!
メインのジェファーソン・ストリートから3ブロックほど入ったベイ・ストリートには、人気スーパーマーケットのトレーダージョーズもあります。
こちらの店舗では海をモチーフにしたデザインとなっていて、入店するとゴールデンゲートブリッジの模型(?)がドン!
商品の品揃えは他の店舗と変わりなく、人気のエコバッグも充実していルノでお土産購入スポットとしてもどうぞ。
【アクセス情報】
Bay St店/(415)351-1013
401 Bay St San Francisco CA 94133
フィッシャーマンズワーフのおすすめホテル
わたしはサンフランシスコ郊外に住んでいるので、あまりサンフランシスコに宿泊することがないのですが、一度宿泊した「Sheraton Fisherman’s Wharf Hotel」がとても便利でまた利用したい!と思うほどでしたのでおすすめです。
ホテル自体も何の問題もなく快適に過ごせますし(部屋の種類によっては狭く感じることがあるぐらい)、特にロケーションが抜群!おすすめしたい理由は以下のような点になります。
(1)フィッシャーマンズワーフがすぐそこ
フィッシャーマンズワーフの中心地から1ブロック入った場所にあるので、前述したクラムチャウダーの有名店・ボウディンまで徒歩3分、ピア39まで5分という好立地です。散策に疲れたらホテルで休憩できるというメリットは大きい♪
(2)各種スーパーマーケットが近い
歩いて5分程度の距離に、大型スーパーSAFEWAY(セーフウェイ)、ドラッグストアWalgreen(ウォルグリーン)、オーガニックスーパーTrader Joe’s(トレーダージョーズ)があります。生活必需品(水や食料など)やお土産を買えるお店が歩いて行ける場所にあるというのは心強いものです。また、スタバも同距離にあります。
(3)ケーブルカー乗り場まで歩いて5分
トレーダージョーズ、スタバを越えるとケーブルカーのPowell-Mason(パウエル・メイソン)線乗り場。ホテル選びをする際、主にユニオンスクエア周辺もしくはフィッシャーマンズワーフ周辺を選択することになりますが、ここを拠点にしてユニオンスクエアへケーブルカーで遊びに行くのもおすすめです。
(4)大人気カフェ「Mama’s(ママズ)」まで歩いて15分
サンフランシスコのワシントンスクエアに有名なブランチカフェのママズというお店があるのですが、いつもすごい行列ができていて並ぶのもためらうほど。その点、このホテルから歩いて行けるので朝早くの時間帯を狙うことができます。
(5)チェックアウト後もパーキングを利用できる
レンタカーを借りている場合、最終日チェックアウト後に車を移動しなくてはなりませんが、引き続きフィッシャーマンズワーフを散策したい場合はそのまま車を泊めておくことができます(ただし有料ですが…)。
【アクセス情報】
Sheraton Fisherman’s Wharf Hotel/(415)362-5500
2500 Mason St San Francisco CA 94133
Sheraton Fisherman’s Wharf Hotel(公式HP)
まとめ
以上、サンフランシスコ観光でおさえておきたいフィッシャーマンズワーフのあれやこれやについてまとめてみました。
レンタサイクルを借りたり、バスで移動して、ゴールデンゲートブリッジと合わせて楽しむのもおすすめです♪
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