リスニング編に続き、「効果を感じた」教材シリーズ。フォニックス編です。
そもそも「フォニックス」とは?
ご存知ない方のために。私も1年前ぐらいまで知らなかった学習法でした。
フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。フォニックスでは例えば「発音 /k/ は c、k、ck のどれかで書かれる」のように、ある発音がどの文字群と結び付いているかを学び、それらの文字の発音を組み合わせて知らない単語の正しい発音を組み立てる方法を学ぶことができる。
例えば、「b」という文字は、「ビー」という「名前」がありますが、その音は「ブッ」になります。「o」は「オ」、「x」は「クス」と発音し、それらの文字が組み合わされて単語となったときに、「box(ボックス)」と発音されます。
<mpi – 松香フォニックス研究所「フォニックスとは?」より引用>
a、b、c=「エー、ビー、シー」ではない
わたしたちが教育を受けてきたのは「アルファベット読み」で、多くの方の脳に刷り込まれていると思います。が、上記例にもある通り、単語が出てきて「b」というアルファベットが含まれている場合、基本の読み方は「ビー」ではなく「ブッ」になります。こういった読み書きの基礎となるルールを学ぶ勉強法が「フォニックス」です。
発音、音の出し方は分かったけど(→前記事参照)、初めて見る単語と出会った時にそもそもどう読むのか分からないし…とつまずいていた時にフォニックスを知って、勉強してみることにしました。
使った教材はこちら。
ルールを頭に叩き込んで基礎を習得
まずは基本となるそれぞれのアルファベットの「音」(≠アルファベット読み)と発音の仕方を学び、それからある一定の規則における音の変換を学んでいく流れです。
例)「cake」のように1つの単語の中に2つ母音が含まれている場合、前者(a)は「アルファベット読み」 となり、後者(b)の音は消える
といった具合に、まずはルールを叩き込みます。「101」って多いなーと思っていましたが、毎日2時間集中+お風呂で勉強して二週間ぐらいで終わりました。ルールを学んだ上で、もともと知っていた単語を読むと「おぉ!ルール通りだ!」と感動すら覚ることがあります。
ただ、弱点としては「例外もある」ことが挙げられるそうです。言葉は生き物なので原則があれば例外もあるし、更に時代と共に変化するものなので「当てはまらない」ということもあるようで。
「英語耳」とセット学習でより効果的に
全部頭に入っているわけではないですが、たびたび思い出してはテキストを開いて復習しています。お店の看板とか、ハイウェイの標識を見て読めるか練習してみたり。わたしは「英語耳」といったりきたりしながら勉強しました。
フォニックス学習はかなりタメになったので「なんで中学や高校の授業で教えてくれなかったの?」という疑問でいっぱい。調べてみるとこの学習法には賛否両論あるようで…だから取り入れられないのかな?もしくは、学校によっては取り入れられているのかな?
こちらは別の著者さん。フォニックス関連の本はどれも高評価で、みんな英語の学習に役だったんだなーと推測できます。
文法編に続きます。
同カテゴリ記事
【英語の勉強】海外生活(アメリカ)において確実に「効果を感じた」おすすめの英語教材 〜リスニング編:まずは何よりも先に母音・子音の発音を練習すべし!〜
【英語の勉強】海外生活(アメリカ)において確実に「効果を感じた」おすすめの英語教材 〜英文法編:ネイティブが持つ「コアイメージ」を知ることで応用力が磨かれる!〜
【英語の勉強】日本語が上手な英語ネイティブの方と話して気づいたこと
お知らせ
【Twitter】 @mica_clip
【Instagram】@mica_clip