陣痛促進剤を投与しても→【アメリカ出産日記-3】陣痛促進剤スタート at Good Samaritan Hospital(グッドサマリタン病院)一向に強くならない陣痛…。やることといえば、携帯チェックとトイレの往復のみ。
どうやら外は快晴らしい。日光が病室にも差し込む。あのベッドにベビーが眠るのはいつになるのだろうと思いながら、バランスボールに乗ったりして過ごす。
午後3時頃だったか、ドクターが診察を終えてまた戻ってきました。「調子はどう?」と聞かれて、軽い痛みはあるものの全然余裕でヘラヘラしているわたしに、ドクターとナースが顔を見合わせて苦笑い。遠くてよく聞き取れなかったけど「笑っちゃってるわ、この子」的な感じ(・ε・)。
そこで、お産を進行させるべく、妊娠後期に受けた子宮口グリグリ→【アメリカ妊娠日記-21】妊娠後期の妊娠性痒疹(PUPPP)と子宮口の刺激(39週5日)のような処置が施されることに。
妊娠期間を経て、すっかり内診にも慣れてしまっていたので、いまいちコトの大きさを分かっていませんでした。いつものように足を大きく広げると、ドクターがいつもより強めにグリグリします。
すると!わずか5分後ぐらいに「アイタタタ…」という強い痛みが始まりました。これまでになかった痛み。生理痛の強いバージョンでそれが腰にまで及ぶかんじ。陣痛促進剤も入れていたので相乗効果もあり、ドクターの刺激をきっかけに一気に痛みがドン!!!と(これが陣痛促進剤のデメリットらしい)。
イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、タエガタイ。。。
めちゃくちゃ痛くなったり、少し落ち着いたり。これが陣痛ってやつか!陣痛の波がきてる時間が辛すぎて、何分間隔かなんて測る余裕ゼロ。急に様子が変わったわたしに夫もあたふた。ヒプノバーシングで習った呼吸法(20カウントでゆっくり息を吸い、 20カウントでゆっくり息を吐く)を思い出すように言ってくれて、ふたりでスーハー。何かを握っていないと痛みに耐えることができないので、夫にずっと手を握っていてもらう。
あぁ、ヘラヘラしていた時代がすでに懐かしい…。
それと同時に少し前からトイレに行きたいなーと思っていて、痛みが大きくなった時点で忘れてたけど「尿が溜まっていると更に痛みが増すのよ」とナースが言うので、死に物狂いでお手洗いへたどり着く(部屋の中にある)。なーのーにー、陣痛の波がきたら、尿ですら踏ん張れないという衝撃。用を足したいのに足せないなんて初めて!痛すぎて便座に座っていられず、トイレの床にうずくまる始末。
なかなか出てこないわたしを心配した夫とナースがトイレのドアを開けると、貞子のように髪を振り乱してトイレの床に這いつくばっているわたしがいたそうな(((( ;゚д゚)))←それを見た夫の顔
用も足せないし、吐き気もきてしまったので、とうとう心が折れて「エピお願いします… 」と訴えたところ、麻酔科医が手術中ですぐに来れないとのこと。
なーーんーーでーーヽ(TдT)ノ
日本の妊婦さんは、みんなこの痛みに耐えて出産してるの?まじリスペクト。結局そこから一時間半ほど陣痛に耐えて、麻酔科医登場。 端正な顔した男性のドクターでしたが、もう神様、仏様かと思いました。
ベッドから起き上がることもできなかったけれど、夫とナースに支えられながらようやくベッドの端に座って、腰に注射が打たれました。少しチクっとしたぐらい。そこから二度ほど陣痛の波がきて、次第に痛みが引いていきました。夫と久しぶりに会話できるレベルに。
そんなこんなをしていたら、子宮口はほぼ全開になっていたのでした。
【アメリカ出産日記-5】につづく…。
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