入院から12時間経った翌日・正午12時。
相変わらず陣痛は強くならず、規則的になったり不規則的になったり…。この時間に、入院して初めて普段から診察を受けているドクターが病室へ来ました。
子宮口チェックしたところ、6センチ開。12時間経っても1センチしか進んでいない!とのことで陣痛促進剤を入れることとなりました。
以前講習を受けたヒプノバーシング→【アメリカ妊娠日記-16】妊娠期間中に受講したマタニティクラスでは、お産による医療介入を避けるべく、呼吸法など身体をリラックスさせる術や、薬を用いられることになった場合の病院との交渉などを学びました。ベビーは自分のタイミングで出てくるのだから、本来医療は必要ないとの考えです。
んが。
実際にその場になると、もう病院側が「する」と決めたことに対して「NO」表示することって本当に難しい…(´・ω・`) なんせこちらは無知だし怖いし、とにかくベビーが無事に(早く)出てくるのであれば、然るべきことをやっていただいて結構、という心境。
ドクターは、いったん「他の患者さんの診察があるから」と勤務しているセンターへ戻っていきました。また午後に様子を見に来るとのこと。
アメリカの出産は、診察と同じドクターが必ず取り上げてくれるとは限らず、あくまでシフトが合った時だけだそう。わたしがお世話になっていたドクターはPalo Alto Medical FoundationのLos Gatosセンター勤務で、Good Sararitan Hospitalに常駐しているわけではないので、受け持ちの患者が入院している場合2つの病院を行ったり来たりしているっぽい(徒歩わずか10分ぐらいの距離)。
また、何度かナースから「エピ(エピデュラル=無痛分娩麻酔)はどうする?」と聞かれましたが、ヒプノバーシングも習ったし、できるかぎりは自然分娩でいこう!と思っていたので「今はまだ大丈夫」との回答を続けました。ちなみに、エピを入れるとお産の進行が遅くなると噂に聞いていたのでドクターに確認したところ「1時間ぐらいね」とのことでした(ほんとか?)
食事は定期的には出ず、リクエストしたらオーダーできるシステムになっていました。パントリーがあるので、水、柑橘系ジュース、コーヒー、ゼリーなどは自由にとってくることができます。
長い長い(本格的な)陣痛待ち。陣痛促進剤は弱いものと強いもの2種類あるそうで、わたしは段階を追ってどちらも投与されることとなりました。それでも始まらないお産。ところが、次の一手により急速にお産が進むこととなります…(((( ;゚д゚)))
【アメリカ出産日記-4】につづく…。
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